42.ボヤ騒ぎ

のどかな日曜日 何気なく外を見ると! え~っ あ 嘘だろう! 車庫に火の手があがる。

うぁ~~っ 素足のまま 外に飛び出し 水? みず?・・・と

え~ぃクソ 間に合わない 転がっている箒を手に取り 火を叩く! 火の粉が舞い上がる。

バサッ! バサッ! 火が沈下 消えた フ~~ッ! しかし何故ここで火が???

車庫から少し離れた処で 6歳ぐらいの近所の児が こっちを見てる!

「誰がした?」・・・の質問に 「知らんよ ボクは知らんよ!」と首を振る。

じ~とにらむ様に見ると 「知らんよ!」と更に首を振る。

と首を振りながら 右手をポケットに突っ込み さらに左手で右手を押さえている。 おかしい? 

「どら?ボク ポケットを見せてごらん!」 イヤイヤして左手でしっかり押さえている。

半ば強引にポケットに手を突っ込んだら なんと ライターを隠し持っていたではないか!

明らかな確信犯 状況からして間違いない!

ワァ~~ン 突然泣きだした。 ワァ~~ン ワァ~~ン

と そこへ お母さんらしき女性が 飛び出してきた

「どうしたのっ? うちの児が何かしたんですかっ!」

と すごい形相で俺いらを睨む! ワァ~~ン ワァ~~ン 児は泣く。

児が可愛いのは解る。 原因 状況を把握してから 睨んでよ!

「いやね 見てご覧! あそこ。」・・・と火が燃えあがった処を。

「気が付いたのが 早かったからよかったけど 気付くのが遅かったら 火事で家が燃えていたよ!」・・・と

さすがに母親も 黙りこくってしまった。 燃えた所の被害は 我が家もち かの家からは

一言の 挨拶もなかった。

ある コンサートのチケットが売り出されることに。

妻の付き合いで 同行することに。 もうすでに 何人かが並んでいた。

そこへ 若い女性の運転する車が 彼女は 車を路肩に止め 行列に並んだ。

発売が始まり 少しづつ前へ・・・と

あぁ~っ! 煙! けむり! あぁ~~ とひとりの女性が 悲痛な叫び。

指さす方を見ると 何と 先ほど止めた車から 煙がモクモクと・・・

なんじゃ~~ 皆 びっくり・・・と  先ほどの女性が脱兎のごとく走り車へ

ドァを 開けると ボワァ~ モクモクと 煙が! 5歳児?ぐらいの児が ワァ~~ン ワァ~ン・・・と

何んのことはない 母親が車から出たあと 退屈した児が お母さんが置いていった

ライターを見つけ それで 遊んでいるうちに シートに火が付き くすぶりだしたのだった。

その時の 母の行動

「まこち この児は何しちょっとか! この馬鹿が!」・・・パシッと子供に平手打ち!

子供は更に 大声で泣きだした。

(馬鹿は お前じゃが・・)

幸い大事にならなくて済んだから よかったが これも ヒヤッとした出来事だった。

子供が悪いんじゃない この責任は親にある 絶対 親が悪い!

あんた等の姿を子供達は よ~~く見て勉強してる。

馬鹿な手本の親には 馬鹿な児が育つ 気を付けよう!

それがいい それがいい。