49.ピ~ッ 教育的指導

朝トレが出来なくて 代りに 妻も誘い 夕方 補足することに!

橋 公園通りを ジョギング ウォーキング 大通りに出た。      

中央は グリーン地帯 横断歩道は まだ先の方・・・と前方に 3人の人影 大声で 何か笑いながら ふざけながら・・・想像するに 左横手にある寿司屋で飲み 明らかに 酒が入り 上機嫌状態 で車道を横断しかかっている。

ん? (待てよ 彼らはもしかして警察?)

何故なら この道路を渡った側には警察官の寮があるからだ。 間違いない!

「お母さん 見てみろよ 彼らは警察だよ 多分 このまま車道を横断するわ! こりゃイカンわなぁ 警察がこれじゃ」

「お父さん 何か云うつもりでしょ もう 止めちょきない^^」

「いいや 一言云わんと! あいつらは 俺たちがちょっとしたミスで 間違いを犯しても 容赦なく取り締まる! それも過失であっても 情けもかけんわ!」 ほら やっぱり 道路中央グリーン帯を ヨタヨタしながら渡り 警察寮に消えた。

俺いらは その後を追いかけ 警察寮の玄関に! 妻は逃げる アハ^^

玄関入ると左手に事務所?  みたいな部屋が そこに 4人ぐらいの若者達が・・・と 先ほどのひとりもいた・・・後の二人は見当たらない?   

コン! コン! 受付?窓をノック。

ジョギングウエァに 帽子を深々くかぶっている 俺いらの姿は 怪しい^^

4人の男達が 何? 何? 警察特有の疑惑の眼差しで 俺いらを睨みつける

俺いらは先ほどの ひとりを見つけ指差し 手招きする・・・と これまた 疑いの眼 ポケットに手を突っ込み 態度がでかい!  怪しい男の出現に 他の男達も 出て来る。ん? 何? 何ですか?・・・と 彼らのひとりが俺いらに尋ねる。

「いや いや 彼に用事があるとよ 彼に! あんた達さ 今先そこを横断して帰って来たよなぁ」と云うと 彼の顔色がサ~ッと変わった 多分 俺いらの その一言で酔いも一変に覚めたのだろう。

酔いが覚めた彼は 周りの仲間のこともあり 即座に 俺いらの腕を掴み 外に連れ出した。 外に出ると 「ス スミマセンでした!」 彼は俺いらに 頭を下げた。

「おい おい 勘違いするな! 俺に頭さげても どうしようもないわ! 何んで俺が来たのか分っているよな?」

「・・・・・・・・」

「他に 仲間が二人居たよな! 彼らも此処に呼べ!」と云うと 彼はポケットから携帯を取り出し ピッ! ピッ! ピッ!

「モシ モシ・・・あ 俺よ ちょっと外に出て来てこれんか! あ いや ちょっと出て来て! 〇〇君も一緒に!・・ いや いや 違うって! とに角 すぐ出てきて! すぐ!」

呼ばれた 二人が ほろ酔い加減で出てきた 何? 何?・・・と 機嫌がいい。 そこで対峙している俺いら達をみながら ? ? ?

(どうした?)・・と。

「どうした?・・・じゃねぇが! あんた達 今、そこの居酒屋で飲んで 酔っぱらって そこの グリーン帯の車道を 横断して来たよな! 横断歩道は あそこにあるじゃろうが! 警察がそれで よかとか?」

と 俺いらが云う。 二人は ビックリした態度に・・・

「あんた達 市民の手本じゃろうが・・・俺たちが ちょっとしたミスで交通違反したら容赦なく違反切符きる それはよ こっちが悪いやから仕方がないが・・・じゃ あんた達は 何んでもやっても よかとか? 他人には罰則押し付けて 自分達はいい加減 法の番人が それでよかとか?」

俺いらは云った!  三人とも直立不動で頭を垂れたまま・・・

「どうもスミマセン!」 蚊のなくような小さな声で・・・

「あん? 聞こえんが? 何んか?」と聞き直す

「・・・・・・・」

悪戯っ気で「署長を呼べ?」と(そんな気は更々ない 脅かし^^)

「・・・・・・・」

「もういい! 俺はあんた達を どうこうするつもりはない・・・が いいか 今日のことを よ~く 覚えておけ。 自分達が正義を行うためには 自分達が模範を示さんと おかしいじゃろうが! 今日のことを深く反省して 良い警察官になってくんない! お節介な親父かも知れんが・・・解ってくれよ なっ!」・・・・と その場を後にした。

見つかった相手が悪かった ギャハ^^

それでいい それでいい