出会い
小松台支部を任されて、初めは子供達をどのように指導すればよいか迷った時期もあったが、今は(稽古中は皆俺の子供)時には手も出るが厳しく楽しく指導している。 私が空手をしたいと思ったのは小学生の時だ。 家の近くの公民館で空手の練習をしていたのを塾の帰りに覗いた時だったが、学生の頃は柔道に汗を流した。 父の友人で、目つきが鋭く体の引き締まった男性が時々会社に来て楽しい話をしている。 その男性こそが少林寺会館の館長だった。挨拶すると「良い体しちょるねぇ 空手せんね!」 といつも声をかけられた。その度「(やってみたいが今更!)いや、いいです」と断った。 これが長谷場館長と初めて空手について語った言葉だった。
時が経ち、結婚し息子も3歳になり柔道か空手をさせようと思い、保護者として少林寺会館の門を叩いた。 館長は空手を極めると一撃で相手を倒すことも出来るし、自分の身を守ることができることを教えてくださった。
そして練習では子供達には痛い、辛いことを我慢し訓練することの説明を受けた。 先生が「軽く蹴ってみるので!と言われ 自分は柔道の経験者であったので、蹴りぐらい大丈夫と思い受けることにした。 身をもって知った 空手の威力! よろめいて立てなかった。 親も出来もしないことを子供にしろ・・・と言っても説得力がない。 空手をしたいと思って二十数年子供が習うのと同時に私も空手を始めた。 そして空手を通じて何でも話せる友人も出来た。 (いい年して ようやるわぁ~!)という人もいたが、万事一歩踏み出さなければ何も始らない!
出会いを大切に自分の気持に正直に生きる。 そんな当たり前のことをできるように導いてくれた 空手に感謝!
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