41.子育て 2

校長あがりの区長さんと話した時のこと、 区長さんが「先生!子供さんは?」と聞かれ 「はい! 今海外へ留学中で 私の計画では まぁ4~5ヶ 

の会話ができるくらいまで いろいろな国へ・・・・」

「それは とてもいい考えですねぇ~ 私の息子は・・・・」と話だされた。

その方の息子さん 仮にA君としよう。 A君は宮崎でも進学校で有名な大宮高校を卒業し 大学は早稲田を受験することに。 1回目失敗 2回目挑戦の時に親子で他の大学でもいいのでは・・・と話し合ったが A君はしゃにむに早稲田にこだわった。 2回目の受験も失敗。 3回目で目的達成

晴れて早稲田に合格した。 転んでも 転んでも 目的達成に頑張った・・・と云えば感動の美談である。

ところがこの話には続きがある。

早稲田を卒業したA君は 故郷 地元企業の宮崎の会社に就職したが 長続きがせず転職転職で家庭では

親子のケンカも多くなり 区長さんも悩んでいた。

話によると 彼は自分は早稲田を卒業したという 誇りだけが大きく 「宮崎には俺の実力を認めてくれる企業がない」

とボヤいているそうな!

区長さん曰く 「何を云うかっ! 自宅から通って 車まで買って貰って生活しているのに 不満があれば

自分で独立しろ!」と。 現在の収入ではとてもそれができない。 A君のボヤキ人生今日も続く。

一生懸命 早稲田を目指した時の意気込みは良かったとして もう少し精神、心の勉強を!

昔は いい大学へ 末は博士か大臣か・・・と云われた時代もあったが 時代は変わった。

子供たちは 可能性をいっぱい持っている。

東京へ行くとなると すぐ飛行機で・・・となるが 電車でも船でも自動車でも自転車でもいい

あるいは 歩きでもいい.

大きな樹木がある それを支える根っこの役目 枝 幹 葉 いろいろな役目を持つた大事な存在がある。

世の中はそれで成り立っているのだから それぞれの運命の中で活躍すればいい。

それがいい  それがいい